■クリニックの計画

「店舗感覚で入りやすいデザインのクリニック」
  近年、クリニックは「競争」の時代に突入しています。いまや“使いやすさ”や“プランの合理性、機能性”は当然であり、いかに入りやすいデザインにするか、おしゃれな雰囲気にするか、ゆとりある空間にするか、が求められています。店舗デザインの感覚に近づいているように感じます。また、クリニックは、より地域に密着しており、周辺環境への配慮や街並みに調和する建築物を心がけなければなりません。私たちは、今まで培ってきたノウハウをベースに、バリアフリー化などの“使いやすさ”への配慮はもちろん、“患者さんが気軽に扉を開けやすいファサード”、“先生の個性がでるデザイン”、“街並みに調和したデザイン”を常に意識した設計をおこなっています。

「クリニックの設計の留意点」
  クリニックの設計に際して留意すべき点は多岐にわたり様々ありますが、主な点を以下に列挙します。 ・様々な診療科目に応じた計画
 ・敷地の駐車場確保、アプローチのしやすさ
 ・各部分へのアクセスのしやすさ(待合⇔診察室⇔X線室⇔処置室、など)、コンパクトな動線
 ・待合室・・・明るく広く感じるような待合室、受付カウンターの使いやすさ、WCの位置や大きさ(目隠しなど)、等
 ・診察室・・・医師に対する配慮(カルテ動線、右利き左利き、デスク、等)、プライバシーの保護、等
 ・X線室・・・無機質にならないような仕上材料、導入機械配置、等
 ・処置室・・・ベッドの配置、照明の不快グレアに対する配慮、等
 ・WC・・・車椅子対応、手摺、器具、等
 ・建具の使いやすさ(軽さ等)、手摺・・・・・・・・・・

 

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